結論:自動音声には反応しない!
自動音声を利用した詐欺が多発中です。
知らない番号から自動音声が流れてきた時、あなたはどうしてますか?
その番号からの着信、もしかしたら自動音声詐欺の可能性があります。
この記事では、最近流行っている自動音声詐欺について解説します。
自動音声詐欺とは
詐欺グループは「〇〇省」「NTTファイナンス」「〇〇電力」などを名乗り、自動音声で緊急性をあおります。
自動音声を聞くだけで「有効な番号」として相手に知られ、以降、何度も別の詐欺電話がかかってくるリスクがあります。
「実際に反応して進んでしまったらどうなるの?」
最近の傾向から、よくある3パターンに分けて、詐欺の手口を公開していきます。
1. 〇〇省を名乗るパターン
総務省と名乗る音声イメージ
「こちらは総務省です。お使いの携帯電話番号が犯罪に利用されている疑いがあります。お心当たりがない場合は、すぐに“1番”を押して担当者につないでください。」
押してしまうと…
- 人間のオペレーターに転送され、「警察署からの通達」「共犯者扱い」などと脅され、保証金や手数料を要求される。
- 氏名・住所・生年月日、銀行口座情報、暗証番号などを徹底的に聞き出され、後日さらに別口で金銭を奪われる可能性が高い。
- ワンコールでも「有効番号」と認識され、以降、同一グループや系列の詐欺番号から繰り返し電話がかかってくるようになる。
2. NTTファイナンスを名乗る自動音声
NTTファイナンスと名乗る音声イメージ
「NTTファイナンスです。お客様の電話料金に未納が確認されました。まもなくサービスを停止いたしますので、ご不明な点は“2番”を押してください。」
押してしまうと…
- オペレーターから「未納金○○円をすぐに振り込まないと裁判所に申し立てをする」と迫られる。
- 口座番号・暗証番号などをしつこく聞かれ、偽の振込先を教えられて振込手続きをさせられる。
- 一度番号を知られると、同じ詐欺グループや別の詐欺番号から連続して電話がかかってくるようになる。
3. 〇〇電力を名乗る自動音声
東京電力と名乗る音声イメージ
「東京電力です。お得な料金プラン切り替えのシミュレーションを行いたいので、契約情報を確認いたします。詳細は“1番”を押してください。」
押してしまうと…
- オペレーターから「契約名義・住所・生年月日を確認します」と言われ、個人情報を抜き取られる。
- 後日、偽の契約書を送付され、署名・押印を迫られて高額プランを契約させられるケースがある。
- 自動音声を最後まで聞くだけでも「有効番号」として相手に知られ、継続的に別の詐欺電話がかかってくる。
つながってしまったらどうするか
反応しない・折り返さない・相談する。それで十分です。
これだけで、防げる被害は本当にたくさんあります。
この手の電話は、「反応してくれた人」を狙って繰り返しかけてくることが多いのです。
ですから、まずは──
「判断に迷ったら誰かに聞く」
それが、いちばん現実的で、いちばん正しい対応です。
自動音声詐欺のまとめ
自動音声での着信は、
反応してくれる人を効率的に狙った悪質詐欺電話の可能性が高いです。
📌自動音声での着信には反応しない・折り返さない・一人で抱え込まない。
それが、いちばん安全で確実な防衛策です。
「これって大丈夫かな?」
「親が出ちゃったかも…」
少しでも危険を感じた時は、迷わず、声をかけてください。
今はただ、「守りたい人を守る」ためにこの活動をしています。
「こんなことで相談していいのかな…」
なんて思わずに、どうぞ気軽に。
LINEから、無料でご相談いただけます。


私は元・警視庁の潜入捜査官を担当しておりました。そこで悪質な業者の被害に遭った方々を「しがらみ」によって救うことができなかった自分の限界を感じ、探偵という形を選びました。
今は東京の下町で、小さな探偵事務所を営んでおります。迷惑電話への対策方法や詐欺被害等で困っている人のお力になれたらと思います。
私のLINEでは詳しい対策方法を共有中です。
この記事をご覧いただいているあなたが、日常に少しの違和感でも感じたらお気軽にご相談ください。間違いなくお力になれます。
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